<9>2002/12/4(水)鞍掛山
冬山初挑戦。まさか雪の季節に山に登るとは思ってみませんでした。カッパに、長靴といういでたちです。
朝は、一面真っ白な濃霧で先行き不安。しかし、天気予報ではこの日だけ雨の予報でなかばあきらめていた
けど、予報は何とか曇りで決行となりました。
鞍掛山は岩手山のふもとにある小さな山。私は中学生ぶりの山でした。
8:00 盛岡発。じょじょに霧もはれ、岩手山も姿を現しました。
8:50 登山口出発。天気良好。とてもおだやかでお日様も差し込み、
気温も寒くない、絶好の日でした。ここのところ、まとまった雪がないため
途中までは枯葉の上を進み、キャンプ場を通過。雪があるにしても、たいした積雪ではなく、新雪でもなく、歩きやすい。
本当におだやかで、時折見え隠れする眼前の岩手山は、見事!
ただ岩手山の雪も若干少なく、上のほうはとけている感じ。

水場の分岐かた、正規ルートをはずれ、直線に登る。
周りの山々も良く見え、雪をかぶった山の光景はとてもきれい。
下界の風景を見下ろせる地点では、牧草地や畑が眼前に広がる。
このキレイな空気を吸い込んでいるだけでも、幸せな気がする。
予報どおり、段々雲が出始め、ここまでのんびり歩いたが山頂へ急ぐ。
岩手山も雲に隠れ出す。急いで山頂へ行ったものの岩手山には半分雲がずっしり覆いかぶさってしまった・・・。
晴れる様子もない。ちょっとがっかり。

けれど、逆に秋田駒ケ岳〜乳頭山方面の山は、青い空に白い山がはえ、
とてもきれいな風景でした。
ここの山は、お手ごろで休みの日はとても混んでいるとのこと。
くだりは分岐点にて違うルートをおり、落ちているマツボックリやキレイな実を拾いながらのんびり行きました。
12:00 登山口着
その後は、12/1にOPENしたての網張温泉へ。昼食兼お風呂へ。
白濁りのとても良い湯で、露天もまずまず。OPENしたてとあり、平日にもかかわらず人の多さに驚き。私たちも毎日の慌しい時間を忘れ、数時間、休憩室にてのんびりくつろぎました。
午前中は、山。午後は温泉とゆうとても素晴らしい時間を過ごせたのでありました

<8>2002/10/10(木)八甲田大岳*酸ヶ湯南口
  
”八甲田山の紅葉”
八甲田行きが決まってから、とても楽しみでした。毎年車で通っては見ていた紅葉を歩いて間近に楽しめる、八甲田という全国的に有名な所を登れる、
そんな喜びがありました。
4:00 起床。まだ外は真っ暗。天気予報は曇り程度だったから雨は大丈夫
かな?と思っていた。
5:00 盛岡出発。じょじょに明るくなる。でも空は黒っぽい雲で覆われている。
盛岡IC〜黒石ICを高速にて。
7:20 城ヶ倉大橋着。ここの紅葉も有名なそうで、下車し紅葉を眺める。
木々がモリモリッと様々な色に色づいていた。

7:35 酸ヶ湯登山口着。着いた途端、小雨が降りだしたが、時間をおって
いずれはやむと期待。
8:00 一応雨具の装備をして出発。しかし、雨はひどくなる一方・・・。
9:00 1時間で1kmほど進む。雨は更にひどくなり、このまま行くか?
戻ろうか?の決断。でも私達以外にもたくさんの人が登っていくし、来たからには登るのみ。途中には、仙人清水あり。試しに飲むもこの雨の中、ほぼ雨水か?
ここからも雨の中をひたすら登る。岩の登り坂。ひらけてみれば、硫黄の匂いがたちこめる断崖があったり、水の流れる所を登っていきました。
この雨の中、少しの休憩をすると一気に冷えてしまい、歩いていたほうが
かえって暖かい。

10:30 鏡沼着。山頂もだいぶ近づく。鏡沼に着く頃、今まで一面を覆い
つくしていた雨もやみ、濃霧が少しなくなり、太陽の日差しが差し込み視界が
ひらけた。山頂を前に良い兆候。この天候が続くことを願い山頂へ。
10:45 少し岩の坂を登っただけで頂上に着く。
が、さっきの天気はどこへやら。さらなる濃霧と突風で視界はゼロ。
真っ白な世界。
三角点をみつけ、登頂記念撮影をそそくさとし、すぐ下山。
天気がよければ、海も山々も見事なことでしょう。

途中の避難小屋にて昼食。しかし、この天候と八甲田人気にて、小屋は満員。
なんとか、昼食にありつく。本当は紅葉見ながら外で食べれたはずなのにね。
下山。この雨のためか、横を流れる小川や木の道の下を流れる川が増水し、
登山道にも浸水。帰るまでには靴はビシャビシャでした。
先日テレビで八甲田の紅葉が放映されたという。その映像の辺りの紅葉は大半がもう終わっており、もみじの赤、黄、枯葉の茶の絨毯が足元には広がって
いました。
一面、湿原の辺りは草の枯れ色で草紅葉が広がっていました。
チングルマは咲いているものもあり、やっぱり花はいいな、と思います。
増水した木道の上には、ヤゴも発見。こんな冷たい水の中で、来年に備えて
生きていくんだね。春は花が一面咲き乱れるであろう湿原の中を、案外平坦な
道を下ってゆきました。
1:50 下山。山と共に楽しみであった酸ヶ湯温泉へ。名物千人風呂は混浴にて遠慮。とてもよいお湯でした。関東、関西の人もいるようで全国的知名度を思い知らされました。

また来てみたい山の1つとなりました。この日の週末、ドライブにて八甲田を訪れましたがとても良い天気で何よりの登山日和だったでしょう。本当にくやまれます・・・。


10/13(日)の八甲田山

八甲田と酸ヶ湯温泉  

<7>200/9/2(月)岩手山*馬返しコース
  
”今シーズンの目標にリベンジ!”
7月に台風により順延された岩手最高峰の山。夏季登山は避けたため2ヶ月ぶりの登山となり、体も心配。
唯一天気には恵まれ、盛岡の最高気温も30.8度でした。

5:00 起床。まず山を見ると雲がかかってる・・・。ん〜大丈夫かな。
6:45 登山口(馬返し)集合。すでに駐車場いっぱいに車が。
ここに着く頃には雲がものすごい早さで流れ、山がくっきり。
”さぁ、いざ登るぞ!”と思わせるほど、目の前に立ちはだかっていました。
けど、この時点ではあまり何も考えられず、登山自体も久々なので辛さなんて
忘れて、しばし目の前に広がる光景を眺めていました。
7:00 出発。駐車場〜キャンプ場を通り、鬼又清水のある登山口へ。
7:10 登山者カードにも記入し、登山口出発。林の中を通り、なぜか遠い1合目。なかなかつかず。
7:55 1合目着。1合目まで1時間?!この先が思いやられます。
はじめのほうは、自分の調子やペースなどがバラバラなのか疲れる一方。
呼吸は乱れ汗はダラダラ。水はどんどん飲まさる。辛い。じきに林をぬける。
8:35 3合目。見晴らしがよくなり、雲海がひろがっていました。
頭上は真っ青な青空。気持ちよかった〜
しかし、傾斜も増し、岩の坂。この頃は自分のペースもつかめ少し余裕のある登りができていました。
9:43 5合目。駒鳥清水があります。水はチョロチョロほどだったようです。ここから6合目までのあたりは、下から山を見た際に、ハート型に岩肌が見えるところで、崩れている真横を通る感じの道でした。
10:26 6合目。大蔵石という昔は雨宿り、風よけの場所に使われたほど大きな岩がありますが、今は落雷などによって崩れ”危険”と表示が。
10:57 7合目。岩手山が目の前に出てきました。ここまでくれば一安心
11:07 少し平坦な道を歩くとすぐ8合目に着。山小屋と水がたくさん
湧き出していて頂上を前にしばし休憩。水がおいしいことと言ったら感動。
11:30 荷物を小屋においていざ、山頂へ。しかし、山の天候は変わり
やすく雲が一気に押し寄せ、風も強く肌寒いほどで一面白くなる。
高山植物一体が咲くだろうと思わせる草原みたいな中をしばし歩く。
頂上が近づくにつれ、火山によって生まれた黒い砂利の道を一歩踏みしめてはズルズル・・・。
身軽になったはずなのに、妙に辛い頂上までの道。
11:55 お鉢とよばれる外輪に着く。一面雲で真っ白。時より雲がひき、
下にある噴火口が見える。なかなか怖い光景。しかも地面は暖かい。
さすが火山活動中。よく見て歩くとコマクサ発見。
初めて見た可憐な花はかわいらしかった。
12:00 のんびり外輪を歩き、ようやく最高地点に到着。着いた〜という
感じがあまりなかった!?かな。
風も強く、雲もあり眺望もそこそこに外輪を1周。外輪の真ん中には小さな山が(妙高岳)。岩手山神社にも寄り参拝。
13:10 8合目の小屋に戻り昼食。
お腹がすいてすいて一気に食べてしまった。山で食べる食事は本当においしい
14時過ぎ 下山開始。岩手山山頂と、下界に広がる光景を眺め、後髪をひかれるような思いで惜しみながら。
7合目から新道の道に入り、木々の間を岩道をおりる。下山の辛いこと・・
足場はほとんど岩がゴロゴロ。どんどん足は動かなくなってガクガク。
何度も足をとられ尻もちをつき、横の木につかまり必死におりていきました。
だいぶ下りたと思っても、下界の光景は一向に近づかず、さすがに泣き言を
言ってしまいました。もうイヤだ〜と思っても、歩かなければ着かないわけで・・・。
足が痛くても、転ばないように気もつかう。途中、木の実をひろったり、休み休みの下山で予定よりは1時間ほど遅め。
17:20 なんとか下山。登頂の喜びより達成感もあり下山完了にて”やったー、岩手山登ってきたよ〜”って感じでした。     

何より目標だった岩手山に登ってこれました。本当に辛かったけど、達成感はどの山にも勝るほどすばらしいものでした。これから何年たっても岩手山を眺めるたびに、山に対する見方、思いも異なり登ったという満足感は一生残るでしょう。岩手山の地元に生き25年にして登れた喜びはひとしおです。

<6>2002/6/24(土)焼石岳*中沼コース(胆沢町)
  
”高山植物の宝庫へ行こう”
6:00 盛岡出発。高速にて盛岡IC→水沢IC。ふもとはお日様が差し込み雨がほぼ心配いらないくらいでした。
7:30 ひめかゆ(温泉)の近くにてトイレ休憩。上空は青空。
しかし山の上のほうには重そうな黒雲がのっしりとのっているのを見て少し不安に。ダム工事をしている横を通り、砂利の山道へ。約20分ほどガタガタと揺られ登山口到着。すでに10台ほどの車があり、半分は他県。人気がある山の象徴。
8:15 出発。はじめから、ブナ林の中の泥ドロの少々きつめの登り坂。
8:50 中沼着。きつかった坂も忘れるほど、大きな沼がひらけ、心やすらぐ光景が広がりました。でも少し休むとすぐ体が冷えてしまい、あまり休みを
とらないで歩くことに。沼のギリギリの道や、周りを花々に囲まれた木道を歩き、ここら辺は穏やかな登山でした。巨大なミズバショウからコバイケイソやアヤメまでたくさん咲いていました。
9:20 上沼着。ミツガシワが沼一面に咲いて、自然の美しさは素晴らしい〜。残雪の残る焼石連峰の山をのぞむ緑と白、そして沼、花々のコントラストはずっと眺めていたいほどの景色でした。
9:30 少々雨まじりとなり、カッパ装着も、あまり降らず一安心。
ここら辺は沢道で、水の中を石をわたり歩きます。、沢の道を歩くのはなかなか楽しかった。
9:50 ツブ沼分岐。目の前に広がったのっこりと厚く残る残雪に声をあげました。
10:15 銀明水着。湧き水があり、とってもおいしい水でした。
雨もやみ、カッパを脱ぎいざ山頂へ。ここまではそれほど苦にならなかったのですが・・・。さきほどの残雪よりも広めの雪の上を結構歩くと、雪のせいかちょっとつらい。そこからはさらにつらい時間となりました。
雨が降り出し、登りも少しきつめ。ただただひたすら上を目指して登り、
背後に見えていた山々や平野の光景もなくなってしまった。
雨がザンザン降り付け、カッパで視界もなく、ひたすら前の人の足元だけを見て登りました。雨の冷たさはいやなもの。おまけに風も強くなりだす。
11:20 姥石平着。平地になりお花畑と呼ばれるように、一面に花が咲いていました。ミヤマキンバイ、ヒナザクラ、珍しいムシトリスミレなども。
しかし、山頂まであと1kmほどだったのですが、霧で眺望が望めないこと、
雨風で体が冷えただ寒く、今回は山頂は断念することに。
11:30 来た道をむなしく帰る。なんとなく雨もやんできたり、
雲の流れていくのを見るとなんかくやしい気も残るものの、今日登った人は
ほとんどが山頂は断念したとのこと。また来る機会ができたと励まし合う。
12:30 小屋着。正午も過ぎており、歩き続けて4時間。
周りがクラクラしてくるほど疲れていました。昼食タイム。
13:30 下山。雨はやんでいました。下りるにつれ、天気が回復。
上りでも苦労した分、泥ドロの道の下山は滑って危険。
慎重に歩き、足にくるわ、肩はこるわ、つらーい。
15:00 登山口着。無事たどりつく。なんで、こんな思いまでして山に登らなくちゃいけないんだろう、辛い、寒い・・・
とつくづく思ってしまった登山でしたが、山としては魅力あるところ。
翌日の岩手の新聞の一面にはこの日の写真が掲載。
時期はぴったりだったのだ。
<5>2002/6/22(土)
  八幡平*散策コース(黒谷地、八幡沼)

今回は、午後から行けるハイキングコースへ。新たな八幡平の一面を知ることができました。
13:30 盛岡出発。高速にて盛岡〜松尾八幡平まで。あいにくの悪天候。
雨がずっと続き、この日は午後の降水確率も30%→50%へUP。
上に行くにつれ、霧・・・。アスピーテラインを上りまずは第1ポイントへ。
14:25 黒谷地湿原着。”森に囲まれた黒谷地湿原へ!”の看板と花の紹介がありました。
道路沿いの入り口から700m約15分弱、木道散策路を歩きます。
6月にみられる花は、ショウジョウバカマ、チングルマ、ミズバショウ等。
14:40 熊の泉
足元を湧き水がせせらぐ気道を通り、周りには小花が咲きます。
14:45 展望台着。天気がいいと一面見渡せとってもいいところ(のようです)そこからは、八幡平頂上まで(3.3km)、茶臼岳(1.6km)の目印があり散策路が続きます。今日は、ここで引き返します。
15:15 八幡平頂上の手前の駐車場に車をとめ(頂上駐車場は有料)八幡沼1周コースを。
見渡す限りの霧の真っ白さで、眺望は何一つ望めませんでしたが・・・
八幡沼は東西600m、南北200mと大きく、周囲を小さな花たちが寒いのに健気に咲いていました。
残雪が残る沼のほとりとその周りに咲くミズバショウも印象的でした。
16:00 ガマ沼。ここも眺望がいいらしく、ベンチが備えられていたり
展望台もありました。
ここから、八幡平頂上方面へは行かず、駐車場へ戻る道へ。
ポイントには案内板、説明があり湿原や沼についての説明も楽しめます。
天候も悪いせいもあり寒かったのですが、ぜひ今度は一面見渡せる良い天気の日に来れるのが楽しみです。
八幡平へ来てもドライブや、行っても山頂展望台だったので、このコースは新たな新天地でした。
季節によって見ることができる花が違ったり、秋には紅葉、近くには良い温泉地といいことづくめの八幡平へは、季節折々来てみるのもいいと思います。
<4>6/10(月)
  女神山*尾根コース〜県境コース(湯田町)

  
”新緑のブナ林の美しさと、滝めぐりを楽しもう”
6時盛岡出発。先週ずっと晴天に恵まれ、天気はほぼ心配ありませんでした。
鶯宿〜沢内へ抜け、白糸の滝の看板を右折し、林道の砂利道を山の奥へ奥へと
えんえんと進みました。車に揺られ約2時間。
8:25 登山口出発。遊歩道を約15分ほど歩く。
8:40 ”女神登山ここから”との看板。見上げると垂直に見えるほどの急な登り坂が。そこからが難所。近くの小学校で作成した愛護道標「いろはカルタ」と共に歩くことになります。
9:00 やがて平坦な道へ。しかし途中から霧がたちこめ山頂での眺望は
絶望的・・・。霧と林の幻想的なブナ林に囲まれた中を進みました。
9:30 県境分岐点。ここからもなかなかの登りで、よいしょよいしょと登ります。
9:50 頂上着。思ったより楽勝で到着。頂上は周りが木々に囲まれ、
眺望はよくない。
・・・という前に、霧がたちこめている。三角点は三等で少し小さめ。
展望の良い広場へ行くものの、見事に真っ白。雲・・・霧・・・
おまけに風も強い。一瞬たりとも雲はひける気配もなく、早々に下山。
10:00 下山。足元が昨日の雨でぬかるみ、泥ドロで神経を集中させないと滑って泥んこまみれになりかねなく、少し大変。
県境分岐に戻ったあたりには、空が見えるほど晴れてきて少し悔しく思う。
でもきっと山頂の天候は変わらなかったでしょう。
県境コースをのんびり下りました。途中、木々の間からかすかに秋田平野が見えました。昨日の雨もありカエルやナメクジも拝見。
だいぶ下ったあたりから、ブナ林には様々な鳥の鳴き声でにぎやかとなり、
さらに下るとその中にはセミの声もまじってきました。
11:30 ”ブナ見平”着。ブナに囲まれた中での昼ごはん。木々の間から
差し込む日差しは美しい光景でした。近くにあった木にはセミのぬけがらを
2つも発見。
12:30 下山再出発。そこからの下山はセミの大合唱でまるで真夏の
原生林の中を歩いているようでした。
道端の葉っぱにもセミのぬけがらのすぐ隣に生まれたてのセミがいるほど。
13:00 しばらく歩くと、水の流れる音が近づいてきます。
そして残雪の残る中、いろいろな滝が姿を現しました。
まず、山道のすぐ側には”岩清水”と”女神霊泉”が。
 そこから200mほど、沢沿いに歩いていくと”降る滝”があります。
50mの豪快な滝で、滝のギリギリまでいけ、水しぶきもほどよく、しばし、
時間も忘れ眺めました。
13:30 途中の”爺滝”は見えない位置。尾根コースの入り口まで戻り、
”白糸の滝”へ。階段状の道をだいぶ下へおりました。
まるで、人工的に作ったと思うほど、きれいに整った岩肌。白糸のごとく流れ落ちる様は見事でした。その少し行ったところには、”姥滝”。こちらは豪快な音をたてていました。
14:00 登山口へ着。
今回は山をぐるーっと歩き距離は結構あったのではないでしょうか。
帰りは銀河高原にて温泉休憩。登山中にとって歩いた”コシアブラ(山菜)”は天ぷらが絶妙なおいしさ。
翌日、東北も梅雨入り。雨にあたらなかっただけでも良かったでしょう。
登山の中でも赴きが違ってまた良い登山でした。
<3>2002/5/24(月)
  五葉山*赤坂峠コース(釜石、大船渡、住田)

  
”海と山 360度の眺望を楽しむ”
7時 盛岡出発。天気予報はまずまずでした。車に揺られ約2時間30分。
登山口まで細い道路をぐるぐると上る中のツツジが見ごろできれいでした。
9:30 赤坂峠登山口着。 肌寒いくらいの天候でした。しかも上のほうには霧がモヤモヤ・・・。五葉山の向かいの小さな山にも今にも真っ赤に咲き出しそうなツツジがもりもりしていました。
10:00 鳥居のある登山口より出発。小岩のある少し登りづらい山道が
続きました。ふもと近くのツツジはちょうどみごろできれいでした。満開に咲きほこったらどんなに見事なんでしょうか。
10:30 犀の河原。石がゴロゴロし、積み上げられていたりと、ちょっと独特の光景が広がりました。
10:50 畳石。広場にもなっています。
ここまでの道はとても余裕で楽なものでしたが、ここからが本番でした。
きつめの林の中を登ります。上のほうにいくにつれ、花もなくなり、咲いたら
一面きれいだろうなと思わせるだけのシャクナゲのツボミ、前回見たイチゲ
より本当に小さなヒメイチゲくらいでした。
木々が開けたあたりには、その名の通りゴヨウマツもありました。小屋を通り過ぎ、頂上も間近なのに、あたりはさらなる霧で白く、霧雨まじりでした。
神社の横を過ぎ、高山植物に囲まれた平坦な道を行くと、頂上の目印が。
12:20 やったー!という感覚もはなく、360度の眺望、海が見えるのを楽しみにきたようなものが何も見えず・・・。ただ白い。記念撮影だけ
そそくさとし、下山。小屋にて昼食。
13:30 下山開始。雨もなんとかもち、来た道を下りました。
途中、緑のウンコ発見。これは果たしてどなたのだったのでしょうか?
鹿さんいないかなーと目を凝らして見るものの見受けられませんでした。
下へ行くにつれ、ツツジも咲き出し、花には本当に心が和みます。
15:10 下山。今回は今までで一番楽に登れました。慣れもあるかな?
帰りに車でぐるぐる道をおりている最中、鹿さん親子が車の前を横断。
最後にあえてよかった〜
帰り道、雨が本格的に降り出し、雨だけでももってよかったね、と帰路につきました。今度は晴れて海が見たいねと誓い合って・・・。
<2>2002/4/24(水)
姫神山*行き:一本杉、帰り:こわ坂コース(玉山村)

  
”春の里山を訪ねて”
前回より1週間後、天気がよくなるのを祈るばかりにあっという間の1週間。
天気も良く、駐車場から見える景色もよく、わくわく感が募りました。
10時 一本杉登山口出発。最初はとても軽快な歩き始め。
少し行くと一本杉清水。4合目付近の一本杉の根元から冷水が沸いています。
そこからののぼり坂のつらいこと・・・。ずーっと続く結構急な坂。
見上げると気が遠くなりそうなので、ひたすら登る。
10:40 五合目。ここまでが本当につらかった。一休み。
しかしそこからもまたきつめの坂が続き、木で作られた階段も逆に歩きづらかったりします。
ただ木々の間から見える岩手山の見事な光景に頂上での景色が心待ち。
11:00 八合目。途中から今までの土の道から、岩場へ。岩をよいしょ
よいしょと上っておりて。頂上が近づくとさらに足どりも軽い。
11:40 登頂。今回も頂上に1番のりさせていただきました。
360度のパノラマ景色。やや霞かかった山々に見とれました。雪がきれいに残る岩手山、その奥に広がる山の連なり、岩洞湖、御所湖も見てとれ、感動を味わいました。少々、風が強いのが残念な点でしたが、大満足でした。
その後昼食。頂上より少し下りたところで。何よりおいしい食事でした。
13:00下山。 帰りはこわ坂という隣のコースでの下山でした。
そこは、まだ残雪も残り、雪にはまったり、滑る土・木、岩につかまり、木につかまりでちょっと大変でした。
中腹くらいまで下りると、花も咲きだし、両側をカタクリに囲まれた花道の中を、花や山菜を見ながら気持ちよく下山しました。
13:50 こわ坂登山口着。無事下山。そこからは舗装道路を駐車場まで
歩きましたが、雪どけ水がわき出していたり、イチリンソウも咲いていたりしのんびり帰りました。
天気も崩れず、気持ちいい登山でした。この前とはずいぶん違ったかな。

<1>2002/4/17(水)
  東根山*ラフランス温泉館コース(紫波町)

  ”シーズンにむけての足慣らしと、カタクリを訪ねて”
初登山というものの、週間天気予報の時点から水曜だけ荒れるとの予想。
前日には降水確率が90%・・・。当日、降水確率も40〜50%に減りなんとか決行となりました。
10時 ラフランス温泉登山口出発。民有林作業道を約1時間かけ”そだきの清水”の登山口へむかいます。雨対策で着込んでしまったのと、湿度の高さで最初からばて気味になり、初心者丸出しで辛い出発となりました。
11時 カタクリや花を見て歩く余裕もあり、1時間経過し順調。
そだきの清水からが登山口(第二ラウンド)。ここからの歩きが本番だったのであります。きつかった〜
途中、雨も降り出しかっぱを着たり脱いだり・・・。山頂が近づくにつれ、さらに登りがきつくなり、
まわりを見る余裕もなく、ただただ必死に前の人についていくので精一杯。こんな過酷じゃ、もうダメだ、とこの時点では思いました。
山頂まで800m。休憩。もうバテバテ。いただく食料がとてもおいしいこと。(登山プロ同行にて食料をいただいたが、プロは食料も違い、饅頭やブドウをいただきました。勉強になる)
再出発。800mとわかっているだけ、遠いのか近いのかわからず・・・。とても長く感じました。
見上げてもまだまだ続く登り坂にため息のみ。頂上手前。
登頂第1歩は、初めての人に踏ませてもらえるということで、私が先頭にならせていただきました。
笹やぶがひらけた頂上付近一帯は、ん? なんと雪が一面・・・。おまけに天気も悪く視界も悪い。
登頂ポイント着。登ってすぐに登頂ポイントはあったが、本当の頂上はまだこの先ということで、更に歩く。雪の上やら、木々の間をくぐり抜け。
一等三角点着。本当の山頂。三角点についての説明もしていただく。なかなか知られていないところみたい。昼食。小雨、突風の中の食事。なんだか寒いし、少し切ない。
13:30 下山開始。足場は悪く、下山こそ足、腰を使いまた違う辛さが。
でもいつの間にか、あの苦労してのぼった辛さは忘れていた。
15:00 登山口着。長かった〜、疲れた〜。過酷だった、の一言。    
登山とは一体なんだろう?このころはまだ何もわかっていなかった気がします。 
不動温泉百万石(矢巾)にて温泉休憩し、帰路。
初登山、こんなに過酷でいいのかな????(あまりの大変さ、天候の悪さにて画像ありません)

登山部1年生

 ふとしたきっかけで仲間入りさせていただき、登山というものに今年から
 初挑戦することになりました。そのレポートをしていきたいと思います。
  
  <<登山で学んだこと>>
  1,覚えることは実際体験して覚えよ         
  2,山で覚える知識はたっくさんある         
  3,忍耐力はつき、やり遂げる喜びは大きい
 
 ←岩手山(姫神山登山口より撮影)

*登山データ

 -  山 名    地 域  標 高  日付  天気
 1   東根山     紫波町   925m   4/17  曇/雨
 2   姫神山     玉山村  1123.8m  4/24  晴
 3  五葉山 釜石、大船渡、住田   1341m  5/20 曇/雨
 4  女神山    湯田町   955.8m  6/10 曇/晴
(5) 八幡平
散策コース
   松尾村   1613m   6/22 霧雨
 6  焼石岳    胆沢町   1548m  6/24 晴/雨
 - 秋田駒ケ岳 日程不都合にて中止  6/30  晴
 - 早池峰山 体調不良にて不参加・・・   1917m  7/5 晴天
 -  岩手山 台風にて悪天候より延期  7/10 大雨
 7  岩手山  滝沢村、雫石町等  2038.2m  9/2 晴天
 -  乳頭山    仕事にて不参加  1477.5m  9/11  晴
 8 八甲田山    青森市  1584.6m  10/10  雨
 -  鞍掛山  旅行中につき不参加  897.1m  11/6  晴
 9  鞍掛山    滝沢村  897.1m  12/4  曇

inserted by FC2 system