<8>2003/10/10(金)森吉山・阿仁ブナ帯コース
  ”森吉山の紅葉を楽しむ”

私としては今シーズンの最後にしようと心に決めていたので、今日の登山の締めくくりが今年のすべてのようなものでした。
盛岡を8時過ぎに出発。朝から空は雲ひとつない晴天で、天候は間違いなく心も弾む。
田沢湖を半周し、そこからは私は知らないところだったので延々と車に揺られて行きました。
10時30分近くに「阿仁スキー場ゴンドラ乗り場」の駐車場に到着。
今まで道路では人や車をあまり見なかったのに、ここに着いたら結構な車の数。
10:40 ゴンドラに乗り込む。歩けば2時間のところを10分ほどで着いてしまう。ゴンドラから見る紅葉がきれいであり、ほかの山とはまた違った茶色っぽい紅葉を見せてくれた。
11:00 ゴンドラ山頂駅より樹氷平という展望台まで登る。ゴンドラで紅葉だけを見に来た人たちが思い思いに楽しんでいた。ここでも十分な眺望である。
ひときわ目についたのが見事にくっきり浮かびあがる「鳥海山」そして、その左横にも幻想的に浮かんでいる「月山」まで見える。ここまで見えるにはめったにないらしい。
秋田側には、男鹿半島を望み海も見てとれる。なんと素晴らしい日。
そこから登山道へ入るものの、今日のこの陽気に誘われ、軽装備のハイキング気分の人が多い。道もきりかぶを置き歩きやすくなっていたり、いつもの登山とは比べものにならなく楽ではあった。天気もよく暑く、汗もさわやかであった。
11:30 避難小屋。目の前に山頂が見え、山頂にいる人や登っていく人も見てとれる。ここは「花の百名山」でもあり、チングルマが咲き乱れるであろう湿原が辺りを囲む。
鳥海山などの景色も変わらず見え、早く岩手側の山も見たくなった。
11:50 山頂着。たくさんの人であふれていた。そして、めでたく岩手山から早池峰山も見える。歩きながらポコッと上のほうだけ見えていた特徴ある山は岩木山だと判明し、360度のパノラマで本当に素晴らしかった。雲ひとつない晴天で山頂にいてもポッカポカして暖かく最高の日である。お弁当もゆっくり食べ、すぐ下山する気にもなれず山頂での時間を延長しこの景色を堪能していく。
13:00 下山。下山の際はあまり人に会わず、とても静かで穏やかだった。
13:45 下山途中、みんなも登っていたので「石森」という石が詰まれた小山にも登ってみる。秋田側の眺望は変わらないが、岩手側は森吉山によって見えない。相変わらず、雲海に浮かぶ鳥海山と月山は素晴らしい光景を見せてくれ、写真をとっている人が多い。
ゴンドラに乗り込み、紅葉を再度眺め14:30下山となる。

今日の湯は「マタギの湯」。秋田県阿仁町はマタギの里であり、ここの宿には熊の
剥製が数体あった。お湯も気持ちよく、露天から渓流を見下ろせたり、なかなか
良かった。

私にとっては今年の締めくくりとなったが、本当に素晴らしいものとなって感激です。
<7>2003/9/29(月)栗駒山・須川温泉口ピストン
  ”栗駒山の紅葉を楽しむ”

昨晩、シトシトと雨が降り出す・・・。またしても明日は雨?? 悲しい〜な〜との思いで床に
就きました。早朝目を覚ますもやっぱり雨が降り続いている。期待薄か・・・。
盛岡組は朝6時盛岡インター出発。私は7時一関インターで合流。そのうち空は青く広がり、
太陽も差し込む。お、今日はいいかも〜。一転して期待広がり、車内に歓声が響く。
8時須川温泉着。空には雲がかかっているも、その隙間から除くのは赤く色づいた山頂!
天気予報では9時から晴れマークがあり、それを信じることとする。
8:15 須川温泉の脇の登山道より出発となる。まだまだ散策路。
8:30 名残ヶ原のお花畑着。まだ周りは紅葉というか黄色。
8:50 地獄谷といわれる有毒ガスが噴出している谷を下に見下ろし進む。
硫黄臭もすごい。昔はこのガスでなくなった人もいるそう。ガスが噴出していると思われる
ところは不気味な黄色になっている。
9:00 昭和湖着。テレビや本でしか見たことがなかった白っぽい湖が広がった。その湖の
先にある断崖の岩とのコントラストもよく神秘的。その湖の下からはブクブクと湧いている。
しかし、数年前に見た人いわく、水が減っているとのこと。 
ここまでは全然楽であったが、この先、木で整備された階段が結構きつい。
自分の足幅で歩かせてもらえないし、岩もゴロゴロしていて長く感じた。
足もとばかり見ていれば景色が見えず。ところどころ視界がひらけ、色づいた木々の紅葉が
癒してくれる。山頂を望むと赤が一面に広がる。上空も青空が望んでくる。
9:45 天狗平着。少し風が強いも、景色は最高。山頂まであと800mとなる。
どんどん周りが赤くなってくる。宮城側を見下ろすとまるで、絨毯のような赤が広大に広がる。
秋田側も、須川湖が輝いて見える。
10:10 山頂着。三角点タッチ!!先月建てたらしい真新しい「栗駒国定公園」の山頂目印
前で記念撮影。風も全くなくなり、お日様が照りつけ、とても暖かく気持ちが良い。
雲がなければ焼石〜岩手山、蔵王、鳥海山も見えるはずであったが、今日はやや雲が辺りを
囲み、残念ながら見えなかった。しかし、それ以上の紅葉の彩り、そして穏やかな天候に笑顔
もたくさん溢れる。
少し早いも山頂でのお昼となった。紅葉で色づいた木々の脇でのんびりとった。山には飲みに
いっているような感じの同行のおじさんがビールを持ってきており、初めて山頂でアルコールを
飲んでみたが、とてもおいしかった。紅葉と同じくらい顔を赤く染めた人もいた。その人はお湯も
わかしてくれ、湧きたてのお湯でコーヒー、味噌汁をごちそうになった。
11:15 360度の山頂での散策もひととおりし、下山となる。
陽があたって見える紅葉はさらに鮮やかで、上りでは少し見る余裕が少なかったが下山しなが
ら満喫できた。すれ違う登山客は近くの小学校の一行や、結構歳をとっているだろうと思われる
年配の方、普通の靴で泥んこになってる人、カメラをかまえている人、いろんな人がいた。
昨晩の雨の影響か、登山道はドロドロビチャビチャしており、行きより悪い道となっていた。
岩や木道は滑らないように注意が必要。一瞬の油断から私は尻もちをついた。
12:50 名残ヶ原手前の横の道へ入り、「賽ノ磧」へ出る。ここも紅葉が素晴らしいところみたい
だが、まだ色づいてはいない。シラタマノキがおちらこちらにあり、これは実?花?と正体不明
だった。匂いをかいでみると何かにおう。ほかには、リンドウ、時期を間違えたウラジロヨウラクも
見れた。少し脇にそれ、眺望を楽しむ。雲がなければいろんな山が見れたのに、おしいところ
である。
13:20無事下山。前回が岩手山だったせいもあり、あっという間に終わってしまった感じ。

「栗駒山荘」にてお風呂休憩。ここの温泉は本当に何度来ても素晴らしい。
お湯はいいし、景色も最高。のぼせるまで入ってしまいました。

県内では、ここまで赤い色を鮮やかに見せてくれるところはあまりなく、栗駒の紅葉は本当に
最高であった。
<6>2003/9/10(水)岩手山・馬返しコース
  ”ゆっくり・のんびり頂上へ”
8月はなんだかんだあって、結局1つも登れていなかった。そのため前回焼走コース以来と
なった。7月に仕事をやめてからというもの、ぐうたらな生活を送ってしまい、運動なんてしていなかったのでかなり心配であった。
天気予報は曇りであったが、降水確率は30%→40%と微妙。
前日は久しぶりの快晴であり、今日も少しはもってくれるものと期待していた。
朝5時頃起き、まず岩手山を眺めてみると、岩手山のあるところには陰も形もなくただ真っ白であった。
6:45 馬返し駐車場集合。山はいっこうに姿形見えず。おまけに風もある・・・。
7:00 出発。今回は1番人数が揃い8人での一団体であった。
最初から天候次第で途中で引き返すとの隊長のお言葉があった。
去年のちょうど今頃も登ったが、やはり一合目までがとにかく長くて辛い。
うっそうと茂る木々のみの光景で嫌気がさす。ただもくもくとひたすら登るのみ。1番ここが嫌いである。やはり体力が確実に落ちているのがわかり、1〜3合目は本当に辛かった。
50分ほどかけてようやく1合目に着く。すでに1時間近くも歩いているのにもかかわらず、まだ1合目に着いたばかりである。何てことだ・・・。あ〜今回はやめとけば良かった、天候が悪化して引き返さないかな、なんでこんなに辛い思いしてるんだろうなどと後ろ向き考えばかりが脳裏をよぎる。情けない・・・。
しかし、1合目の休憩では、頂いたブドウやお団子でだいぶ回復する。
その後もペースをつかむまでは、途中で勝手に休んだり、息を整え整えちょっと苦労。
3合目くらいから木々がなくなり視界がひらけ、岩場の登りとなります。
9:00 4合目で休憩をしていると、少し小雨が。白い雲だか霧だか知らないが、周りの光景を全て隠す。ここでこのまま行っても悪天候のままなので、どうするかと話し合う。その時1時間半ほど遅れて合流する予定だった山のプロさんに追いつかれる。
プロさんのはからいもあり、5合目の駒鳥清水から横に入っていくルートでとりあえずは8合目まではいこうということになる。
9:35 駒鳥清水では、水の補給ができ天然水を飲め、気力も体力も回復。
狭い登山道の同じような道が続くも、登り的には楽。
しかし、雨が時々ひどくなり、最後には常に降っているくらいになってしまいました。
10:45 8合目着。山小屋へ避難。雨も本格的に降り出し、小屋にたたきつける雨と風の音が響く。小屋内では、薪を焚いていてくれ、暖まれたのが唯一の救い。
昼食をゆったりとり下山。カッパを万全装備。途中からは土砂降りとなり、登山道は沢と化し、水がじゃんじゃん流れている。
手の軍手も休むたびに絞るくらいびしょびしょ。下山は、特に足や腰を使い、めいめい痛みを
こらえながらであった。ゴールも近くなり、話しに花が咲き、足元を油断していると、すぐに足を滑らせて転んでしまう。そんなこんなで2:30なんとか無事下山となりました。

お風呂は網張温泉へ。いつ来てもここの湯は熱い!4:30くらいまで休憩をした。
私は、左足の踵が靴ずれをしてしまい、踵に2箇所皮がベロンとむけてしまい痛かった〜
<->2003/8/4(月)早池峰山→姫神山
天気予報はくもり。お日様カンカンの中は辛いので、降水確率のなかったくもりの天気を結構気に入り、出発したのでありました。今回から一関より向かいます。
6:30 一関出発。高速にて花巻IC→国道に抜け、道の駅「早池峰」で盛岡組と待ち合わせ
8:00 曇りだが、注意報では濃霧・・・というように、山を見上げる天候はかなり悪い。小雨も混じり出す。
早池峰登山口へ向け、山道に入りました。濃霧は強いが、昼にむけ晴れてくれるのを期待。少しずつ登りだし、標高が高くなりだすと、外が一変。風も出てきた。視界が30mほどに
真っ白。対向車も増える・・・
8:35 登山口へ。強めの風に、濃霧。車から降りる気もしない。すると、帰ってくる登山客もおり、情報収集すると上に行くつれ、風と雨がひどく戻ってきたとのこと。
ここは潔く断念し、早池峰は天気の良い日に登ることとする。標高が少し変わるだけで風も
なく穏やかとなり、山の天候の難しさを思いしらされた。
連日、早池峰山登山にての事故や怪我人のニュースもあり、悪天候は心配。
しかし、他県ナンバーの車の多いこと。有名な山なんだね。
そこで、手軽に登れる山へ変更しよう!と五葉山や乳頭山といろいろ考えるも時間的にも
押してしまい、姫神山にむかう。
10:45 姫神山登山口着。
これまた、見上げても真っ白で山の輪郭さえ見えない。
雨も降ってくるし、山に入っているのは他県より来て無理して登っている人たちのみ。
ここも潔くあきらめ、本日は中止。
せっかく持ってきた昼ごはんを、盛岡のクリーンセンターの施設”ゆぴあす”で食し、談話し、
ドライブ疲れをいやす。
本日の教訓、山の天候はわからない。つくづく思った日であった。
8月予定残りの日程、晴れてくれるよう祈る。

<5>2003/7/9(水)岩手山・焼走りコース
  ”日本一のコマクサを眺めながら頂上へ”
お天気は曇り。降水確率20%。岩手山2度目の挑戦は、焼走りコース。片道6.7km。
登山〜下山までの総時間は9時間弱の道のりでした。
6:30 焼走り登山口出発。駐車場には数台の車。先日の日曜(山開き直後の休み)には、大型バス10台、車200台ほどのにぎわいだったそうです。
焼走り溶岩流の脇を、溶岩流に沿うように、ミズナラの林にコースは続きます。
最初は平坦な道で、まだ笑顔や笑いが耐えなく、会話もはずんでいました。
しかし、じょじょに登りだし、小岩がゴロゴロしていたり、変わり映えしない林が延々とずいぶん続きます。
8:03 3.1km地点に到着。残りは3.6km。あと半分!しかし、これからが本番のようなものである。
ここの地点は看板も案内もないが、第2噴出口があり、見晴らしも良い。眼下には、白い雲と樹海、そして出発した駐車場も見える。ここの噴出口は、井戸のような感じの穴がポッカリ
あいている。時折、硫黄の匂いもしてきて、ちょっとびっくり。
8:15 再出発。脇にはいろいろな花も咲き、楽しませてくれる。
15分ほど歩くと、第1噴出口に着く。そして、緊急通報装置の回転灯とサイレンが設置して
ある。
8:40 両脇をロープで区切られてはいるが、広大な斜面となり、砂れき地にはコマクサの
大群落がお目見えになる。何キロに及ぶのだろう?上の斜面も下の斜面もコマクサが咲く。株でモリモリした葉っぱの上にチョコンチョコンと可憐に咲いているコマクサをこれだけの数
見れることはまずここだけでしょう。さすがニッポン一!!大感動。
砂れきの中でなぜこんなにキレイに咲いているのかとても不思議。しかし、コマクサを見ながら歩けるからいいようなものの、ここの斜面は延々と続く登りで、気が遠くなります。
写真をとりながらでもあったので、30分以上もかかっただろうか・・・
9:15 4.3km経過。残り2.4km。
9:30 ツルハシと呼ばれる分岐。ここからは、見れないと思っていたシラネアオイがとても
キレイに咲いていたり、思ったよりたくさんの花に会えました。しかし、岩登りをするような場面があったり、サバイバル&急登。
10:30 六合目なんてゆう石が立っていたりするが、いい加減のようである。
10:38 平笠不動前。大きな岩がそびえ立っている。そして、山小屋へトイレ休憩。
頂上は見る影もないほど、白くたちこめており、おだやかな光景はここまででした。
11:00 あまり休むつもりもなかったが、結構休んでしまった。それが失敗・・・
800mで頂上というのに、ここから私はバテてしまい、足は動かない、体は重い、おなかは減った・・・。とにかく歩けませんでした。酸素も薄い?とか自分のせい以外にしたりして。
岩のゴロゴロする道をジグザグに登る。ほとんど気力なし。
ただただ下だけを見て、とりあえず早く上についてほしいと願いました。
途中、1人で来ているというおばさんと少し会話し、気がまぎれた。
ようやく外輪へ着いた途端、何がどう急に変わったのか、理解不能なくらいの強風にさらされる。とにかく、ふんばって歩かなくちゃならないほどの強風と霧雨がたたきつける。
11:43 登頂!!! 三角点にタッチし、神社にお参り。眺望どころじゃなく、手がかじかむほどの寒さになってくる。記念撮影も本当に撮れているのかわからないほどで、5分ほどで
下山。あっけない・・・
外輪を抜けると風もおさまる。今さっき苦労して登った所をまたたくまに下りる。
12:15 避難小屋の横で昼食。外でみんなでお弁当を広げて食べることもたまにしかできないので、これはうれしい。
12:55 下山開始。予定時間通りに進行したようで、ベテラン並み?の登りだったらしい。
山頂の周りにはまだ白くたちこめているものの、青空ものぞいている。
暑くもなく、登るには最適な気温でした。
苦労して登った所を下りるのも一苦労で、時には滑ってしりもちをつき、木にしがみつき、足元気にしながら下山の苦労は堪えない。
1:40 ツルハシ着。もうすぐコマクサ!と気合を入れる。ジャリジャリの下りもこれまたきつい。
2:00 下界に虹が出ている。白くモヤる中、七色浮かんでいる。
虹を見下ろす機会もないでしょう。
第1噴出口で、靴づれの友達の治療をしていたら、途中で会った自衛隊の人がかけつけてくれた。適切な処置をしてくれる。とてもたのもしい。
噴出口を過ぎると、また林に戻り、えんえんと平凡な下りを続く。これまた結構同じ景色なので疲れる。足も痛くなるし、膝、腰、足の裏、いろいろなところが痛む。
岩手山登山としての景色の魅力には欠けるコースなのかもしれないが、コマクサを見るなら
こちらだし、両方登ってからいえる台詞であるが。
3:40 下山。何とかみな無事に帰ってこれました。

あとは、お風呂に入り、ソフトクリームを食べて〜と定番コースをいくつもりが、西根道の駅にてソフトクリームにありつけず・・・残念。

<4>2003/5/28(水)七時雨山・山荘ルートピストン
  ”新緑の森林浴と山頂からの眺望を楽しむ”
天気良好。盛岡の最高気温も27度という暑い日でもありました。
9時分かれ出発。西根から通じる七時雨までの道は何度か母とドライブに来て、なじみ深く、いつも眺めるだけだった好きな山へ登れるうれしさがありました。
山と山に囲まれた七時雨山荘の周りには、花が咲き、草原も気持ちよい。
山荘のゴールデンレトリバーがお出迎えしてくれました。

三陸南地震の翌々日にもかかわらず、駐車場には結構車が多かったが、あとから考えるとみんなは山菜取りだったみたいだ。
10時登山スタート。久しぶりの青空、でも少々暑いくらい。
牛の放牧地帯を進む矢先から道の両端に現れるわらび。
さらに山菜が多いというルートに入ると、本当にわらびが次から次へと現れ、取っても取り
きれないほどで登山どころじゃなくなり、登山口へ辿り着くのに○分もかかってしまいました。
しかも、汗だく。本来の山に登る前に疲れてしまっていたりする・・・。

10:50 草原から林へ続く道が登山口で3合目からのスタート。
11:05 四合目。通りすぎる木々にセミのぬげがらがあったりする。
11:39 順調に8合目まで進む。遠目にシラネアオイが青い大きな花を咲かせていたり、
少々上のほうでは、コシアブラがとれ、山桜も咲いている。
途中は結構な上りもあり、へたばり加減。頂上手前の上りもきつかったが、山頂へついた瞬間に疲れはふっとぶ。
12:05 一等三角点のある、まずは北峰に着。

天候は相変わらず良いが、霞んで遠くの山々は見えなくて残念。
休む間もなく、向かいにそびえる北峰へ。300mで至との表示。15分弱ほど先なのだが、
1つの山を下り、またさらに1つの山を登る工程で、坂が急である。

12:20 北峰着。さらに、展望がよく、すぐ近くには奥中山の山、雪の残る八幡平、姫神や岩手山はかろうじで輪郭が見れるくらい。
待ちに待ったお弁当タイムはお日様のもと食べれる。格別においしい。
充分なくらい休み、13:25下山開始。またここをくだり北峰まで登る・・・。
下山的には、道も良く滑る危険も少なく、快適におりられた。
途中、ギョウザニンニクがあり、試食するも、本当にニンニク臭く、まいった。

14:35 登山口着。ここを出てからは、登りとは違く、登山口からまっすぐ草原の中をくだる。タンポポが咲いており、西洋タンポポと日本タンポポの違いを教えてもらう。日本タンポポは
今となっては珍しいらしい。

笹やぶの中では、タケノコ取りをし、フキなども取り、最後には袋いっぱいのお土産を手にして帰りました。
田代平をバックにした大きな木の光景や、ヒメりんごというつぼみが真っ赤で本当にかわいらしい花木を眺め、ところどころ出てくるわらびをまだ取りつつ、山荘へ戻りました。
山荘の横側には小川が流れ、その中をドジョウが泳ぎ、ツツジ、八重山桜も咲く。
アズマギクも群生していたり、とてもすばらしい自然の光景でした。

フデリンドウという小さな花も朝は咲いていたが、夕方には閉じており、本当に筆のようになっている。だからこの名があるという。
15:45解散。私は今日はここで退散。
他のみなさんは、お風呂に入り、西根の道の駅のソフトクリームを食べ、帰ったのは7時くらいだという。今回は初の8人グループでみんなで楽しく同じ感動を味わえ、天気にも恵まれすばらしい登山となったと思います。

<3>5/7(水)兜明神岳とひっとり湿原
  ”兜明神岳とひっとり湿原のミズバショウを楽しむ”
前回日程は雨で中止となり、今度こそは、とてるてる坊主を作りたいほどの勢いでした。
何とか雨マークのないくもりの天気予報となりました。
8:30 盛岡出発。国道106号線にて区界へ。ビーフビレッジにてトイレ休憩をし、
そこから少し先の赤い鳥居が目立つ「兜神社」からのスタートです。
神社周りにすでにイチゲ、カタクリが咲き、天気も良好。
9:30 登山開始。やや急めなほうのコースなため、同じくらいの登り坂が延々と続きます。木々にはそれぞれ名称や説明の札があり楽しめるが、季節がまだ早くどれも芽吹いていない。天気もよくなり、半分雨降りの中を行くつもりだったので、暑くてしょうがない。
木々を抜けると、目の前に岩々した兜明神の頂が姿を現します。
その岩をよじ登るというか、はいつくばって上っていきます。足元の補償がない分おっかな
びっくり。
10:10 登頂。ホコラの乗っている山頂は、全体の山々を見渡すことができるも、今日は
霞み、遠くの視界はいまいちでした。下界や近場の山、区界高原一帯の光景は抜群でした。

やや強風に吹かれ、山頂でひとときをすごしました。
岩の下山は、またさらに怖かったりもしました。時間的、山的に楽なこともあり、兜明神の
後ろにそびえる岩神山へも急遽行くことになりました。
兜明神の岩山を下りたところから、分岐点があり歩くたびに看板もあり迷わずにいけます。
平原に抜けると、広場や清水などもあり、後ろをむけば今上ったばかりの兜明神の岩峰が
そびえ、歩くには絶好のロケーションです。
小屋のあたりにはカタクリとイチゲが広がりました。しかし、そんなものではない光景が、
このあとさらに続くとは誰もが予想しませんでした。さらに、少しおりて奥へ行くと、本当にものすごいお花畑が広がり大感動。カタクリとイチゲ等があたり一面に広がり花畑の絨毯。
思わず記念撮影。自然のお花畑ほど見事なものはない。
花畑を抜け、平原に出ると山頂へむかう看板があり、シダやダケカンバの木々が生い茂る中を登っていきます。山頂へは思ったより早く着きました。

山頂といっても、三角点はあるものの、狭く小木に囲まれ、こじんまり。アリの巣もあったりする。下山は来たコースをひたすら下ります。登りも少し急だった分、下山の際にくる足の負担も大きかった。
下山。小雨が降ってきたりするも、天気はよく経過。次の目的地、ひっとり(櫃取)湿原へ出発
国道を行き、川井村→岩泉町へ入る。山の中の道は立派な道路です。
青松葉山、高森山、御大堂山、阿部舘山などに囲まれた標高1000Mの高地です。
途中、車窓からひょっこと見えた雪の残る早池峰山のキレイさは心に残りました。
この湿原は
21世紀に残したい日本の風景100選に選ばれた栄光を持つものの、観光地化にはしたくない方針にて、道路から駐車場からなんの案内もありません。
牛放牧中に立ち入り禁止みたいな看板が表示してあり、知らなければ入れないほど。
そこから20分ほど、遠めに心地よい川の流れとミズバショウの白さを眺めながら歩いていくとやっとひっとり湿原の案内があります。
しかし、本当にここが大事にされ、こうゆう環境は一生守っていかなければならないという
思いが十分ありました。案内札があり1〜40まであります。
順路通りに進んでいくと、いたるところに広がるミズバショウの群生、遊歩道の周りには
イチゲ、ヒメイチゲなどがあり、まだ残雪も残る。

蛇行した自然の川のせせらぎの音、木々でさえずる小鳥の声、かなり贅沢な空間です。
尾瀬などにいかなくても良いほど、岩手にもこんなすばらしいところがあったなんて信じられないほどでした。そんな空間の真ん中でお弁当を食べる幸せ。
時間に追われる毎日の日常を忘れ、ここの空間は、終わりのないゆったしりした時間が
流れていました。

まだミズバショウはやや小さめでしたが、この春以外にシャクナゲやサクラソウ、そして大木が芽吹いてきたらまた違った光景が広がることでしょう。
最終40まで行き、同じ道を戻ります。逆から見る光景がまた違う感じで何度見ても、あきません。小川を覗く、イワナが泳ぎ、青く広がる花の群生を見に行くと、エンゴサクが咲き乱れ、
水たまりにはカエルの卵がぐにょぐにょとあふれています。(かなり気持ちが悪い)
すべて目に映る自然の情景が何ともすばらしいものでした。

帰りはビーフビレッジにて、ソフトクリームなどを食べる。
5:30 盛岡着。
今回の歩行距離はかなりのものであり、結構なお疲れモードとなりました。
しかし、それ以上のすばらしさを満喫でき、心の財産となりました。


☆やはり山湯会はださいということで、新ネーミング考えるもなかなか良い案思いつかず・・・

<2>2003/4/23(水)八方山・長根崎コース
 ”かたくりとイワウチワの花を眺めにいきましょう”
朝の時点では大丈夫かと思ったが、予報通りの雨降りでした。少しはもつものかと思った
ものの、やむ気配はいっこうにありませんでした。

盛岡→花巻方面へ。道路端の桜も良い感じに満開。
途中、高村山荘に立ち寄りトイレ休憩。その先、田んぼ道の間を通り、登山口へ。
案内がややわかりづらい。砂利道が続く登山道の途中で車をおり、雨の降る中、傘をさしての出発となりました。

最初から木々の間からピンク色が目立ち、ショウジョウンバカマが咲いています。
林の中の登山道はあまり変わりばえもない道で、聞こえるのは今日は雨の音のみ。
案内の頂上まであと○○kmという板が、クマにより破損されていてびっくり。
今日はこの山に入っているのは私たちだけのようなので、そこからクマ警戒となり、鈴を
鳴らして歩きました。

歩いていくたびに、花は増え始め、ショウジョウンバカマはあちこちに咲き、陽の当たり具合によるものなのか、花の色や形が微妙に違っているのでした。
その先には、カタクリ。雨のせいで花は閉じたままでしたが、紫色は可憐。
そして八方山といえば、有名花という、イワウチワは、本当にたくさん群生していて、その花
1つ1つのかわいさ、色といい、小ささといい、咲き方といい、葉っぱの濃い緑色にピンクの花がはえ、とてもキレイなものでした。
しかし、雨はいっこうにやまず、当初より天気が悪かったら花だけ見る予定だったのと
ここから先は雪道になるとのことで、引き返すことに。山頂へは行けなかったけど、時期を
逃すと見れなかった花々をたくさん見れ、雨のハイキングとしてはよいものでした。

下山し、志戸平温泉へ向かい、昼食&温泉へ。ちょうど毎週水曜13時〜千人風呂が女専用となり、ラッキーでした。
大き目の内風呂、露天風呂は源泉そのままで川沿いのロケーションでした。

予定より2時間近く早めの帰宅。

☆今日の話し合いにて、部のネーミングを作ろうということで、いつもの定番コース、山と温泉ということで山湯会となりました。

<1>2003/3/26(水)鞍掛山・相ノ沢口南回り周遊コース
 ”鞍掛山に春を探しに行きましょう”
いよいよ今シーズンのスタートです。
昨年は12/4でここ鞍掛でシーズンオフしたわけですが、約4ヶ月ぶりで登山部2年生の幕開けとなりました。
週間天気予報では、この日だけ雨の予報だったのも、見事にずれ気持ちいいほどの快晴となりました。
そして、今のこの時期に登るのは全員初めてということで、楽しみは倍増。
8:50 駐車場集合。快晴でのスタートだと気分も高揚。
9:00 登山口出発。雪のルートはいまいちどこが正規ルートなのかわからない
も前回と違い、キャンプ場より手前で林の中へ入って行き、いつの間にか前の
ルートに合流していました。聞こえる音は鳥とさえずりだけという、とても贅沢な
空間でした。
すずめより小さめの本当に小さな鳥が高い声で鳴いていました。
鳥を立ち止まっては眺め、遠くからはキツツキのような音も聞こえました。
雪道は、案外楽だと思い登りはじめだけれど、やはり疲れはやってきました。
積雪は上に行くにつれますようで、”あと○km”の看板が見事にすっぽり埋まっていました。
空は相変わらず雲1つないお天気で、風もなくかなりおだやか。岩手山も期待大。
10:40 頂上着。眼前に広がる岩手山は見事。ハート崖もしっかり見えます。
しかし、周りの山々や眼下の風景は、いわゆる春霞といわれるような白くかすん
でいました。
太陽のポカポカ感と風1つない穏やかな天気の下、頂上にはいつまでも
ずっといたいと思うほど、心地よいものでした。この経験は初めてかも。
頂上で、甘酒をごちそうになり、記念撮影など満喫。
11:07 下山開始。
帰りは前にも下山したルートで下りたところ、そちらはあまり人が通って
いなかったのと、この陽気の暖かさで雪もとけ、1〜2mは積もっているで
あろう雪の上を進むたびに膝までうまり、歩くのに一苦労でした。
12:30 登山口着。
恒例、網張温泉での温泉&昼食へ。相変わらず休憩室の混みようはすごい。
お風呂はとても気持ちよくて、この山後の入浴の幸福感は何にも変えられないほど。
露天風呂はお湯が熱すぎてあまり入っていられなかったのが残念。
のんびり昼食を食べ、最後にはソフトクリームもごちそうになり、今シーズン最初は
とてもよいスタートになりました。他も天気がよくなりますように。

登山部2年生

*登山データ

 山 名   地 域  標 高  日付  天気
 1   鞍掛山    滝沢村      897.1m   3/26   晴
 2  八方山   花巻市   716.6m  4/23  雨
 -  姫神山   雨天にて中止  -  雨
 3 兜明神岳   川井村    1005m  5/7  晴
 岩神山   川井村   1103m
 4 七時雨山   安代町   1060m    5/28  晴
-  女神山   雨天にて中止 6/13  雨
 - 早池峰山  私用にて不参加  6/20 台風
 岩手山(焼走コース)   西根町  2038.2m  7/9
 
- 千沼ヶ原  多忙につき不参加  7/23
 - 早池峰→姫神山  登山口まで行き天候不良にて延期  8/4  曇
-  焼石岳  失業認定日とあたり参加できず  8/7  ?
-  早池峰  体調不良につき不参加  8/27  晴
 6 岩手山(馬返しコース)  滝沢村  2038.2m  9/10  雨
-  乳頭山  私用にて不参加  9/24  -
 7  栗駒山  一関市・秋田・宮城  1627.7m  9/29  晴
 - 三ツ石山  私用にて不参加 10/3 -
 8 森吉山  秋田県  1454m 10/10

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